労働人口が減少し離職率を下げたい昨今、法律事務所内を働きやすい環境にすることが求められています。
本記事では、所員が働きやすいと感じる事務所環境の条件や、実際に取り組むべきことを紹介します。
本記事を最後まで読めば、自分の事務所にあった改善ポイントを理解することができます。
所員が働きやすい事務所環境の条件とは
所員に働きやすいと感じてもらうためには、高いパフォーマンスが出せるような環境整備が必要です。そして、この事務所の一員だという帰属意識を持ってもらうことが大切です。そのような職場環境にするための条件を解説します。
高いモチベーションを保てる
所員が日々働く上で、常にやる気を維持できる環境が重要です。
やる気を維持できる環境とは以下のようなものを指します。
- 現実的な目標設定がされている
- 目標達成したら、きちんと評価される
モチベーションを保ってもらうための方法はいくつかありますが、真っ先に整えるべき点は待遇面です。
しっかりと目標を立て、達成したら給与や表彰などで還元されるというサイクルを作れば、働きがいがあると感じられるはずです。
健康維持ができる
近年、働き方改革が謳われていますが、所員が健康維持しやすい環境であることも大切です。
健康維持ができる環境とは以下のようなものをさします。
- 残業時間の是正
- 事務所内設備の充実
- 集中ブースや休憩スペースの導入
法律事務所として、所員は一番の資産です。所員が健康を害してしまっては元も子もありません。無理せず働け、力を発揮しやすい環境にしていくことが求められます。
柔軟に変化できる
だんだんと重要視されてきているのが、事務所自体が変化し続けられるかということではないでしょうか。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 新型コロナウイルスの流行により、リモートワークに変えた
- ダイバーシティ(多様性)の推進
- 所員が働きやすいよう、内装を変えた
法律事務所が成長し続けるために今後必要なのは、所員以上に事務所自体が世の中の環境に合わせて変化し続けることかもしれません。
法律事務所が取り組むべきこと
では具体的に法律事務所はどのような取り組みを行えば良いのでしょうか。
- 評価制度の整備
- 福利厚生の拡充
- 事務所環境の見直し
上記3つについて解説します。
評価制度の整備
評価制度が明確で透明性のあるものになっていない場合、早急な整備をおすすめします。
理由は、退職のきっかけランキングの1位・2位が「やりがい・達成感を感じなかった」「給与が低かった」が挙げられているからです。
所員が納得でき、透明性のある目標設定を行い、結果に応じてしっかりと還元される評価制度が必要です。もし達成できない所員がいた場合は、「なぜ達成できなかったのか」「次回どうすべきか」というところまで、きちんとサポートすることで、所員の不満解消に繋がるでしょう。
福利厚生の拡充
福利厚生の幅を広げることも、所員が働きやすいと感じるために有効です。
以下がおすすめな福利厚生です。
- 住宅手当
- 人間ドックなど法定外の健康診断
- 育児・介護休暇
- リフレッシュ休暇
- インセンティブ制度
その他、所員のストレス軽減に繋がるものや面白みのある福利厚生を導入すれば、所員の満足度向上や健康維持にも繋がるでしょう。
事務所環境の見直し
事務所環境の見直しもモチベーション維持に繋がります。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 事務所のPCを最新のものに買い換える
- 事務所の内装改装
- ビジネス書籍の一新
- 業務サポートツールの導入
自分が働く場所がレイアウト変更され使いやすくなったり、使用しているものやサービスが新しくなると自然とモチベーションアップに繋がります。
まとめ
- 高いモチベーションを保てる
- 健康維持ができる
- 柔軟に変化できる
このような環境であれば所員が働きやすいと感じやすいです。
- 評価制度の整備
- 福利厚生の拡充
- 事務所環境の見直し
まずは上記から見直してみてはいかがでしょうか。CloudBalancを導入することで、法律事務所内の事件情報やタスクを管理して業務の効率化を図れます。案件管理のしやすさという面で働きやすい事務所に変えていきたいという方はお気軽にお問い合わせください。