「風通しの良い職場がどんな事務所か知りたい」
「風通しの良い職場のメリットやデメリットが知りたい」
と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では法律事務所における風通しの良い職場について解説します。
法律事務所における風通しの良い職場とは?
まずは風通しの良い事務所がどんな事務所なのでしょうか。
一般的に風通しが良いと言われる特徴は以下の3つです。
・自分の意見を発信しやすい
・人間関係が良好
・事務所の情報に透明性がある
自分の意見を発信しやすい
風通しの悪い事務所は発言をしても認められない・頭ごなしに否定されることがありますが、風通しの良い職場は自分の意見を言いやすいことが特徴です。
意見に対する根拠があり、事務所のメリットが大きければ採用されるという事務所は風通しが良いと言えます。
人間関係が良好である
退職理由で一番大きい割合を占めるのは人間関係がうまくいかないことです。風通しが良い事務所は人間関係も良好である傾向があります。
例えば、わからないことや相談事は気軽に先輩や上司に相談できるという環境であれば、風通しが良いと言えるでしょう。
所内の情報に透明性がある
管理職以上の立場の人しか知らない事務所事情があるようでは風通しが良いとは言えません。反対に事務所で行われてることを従業員みんなが知っているという状況であれば風通しが良いと言えます。
例えば、
・給与明細に何に使われているかわからない「社友会費」などが徴収されていて、説明を求めても誤魔化されてしまう
・上司が帰宅するまで帰りにくい
など明確に定められていないルールがある事務所は透明性があるとは言いにくいです。
風通しの良い職場のデメリット
一見風通しの良い職場の方が良いと思われますが、デメリットとなる可能性もあります。
ここでは風通しの良い職場のデメリットについて解説します。
風通しの良い職場のデメリットは以下の2つです。
・緊張感が損なわれる可能性がある
・風通しが良いことが万人受けするわけではない
1つずつ解説します。
緊張感が損なわれる可能性がある
人間関係が良好で自分の意見を発言しやすい環境は良いと感じられますが、緊張感がなくなってしまうというデメリットもあります。せっかく働きやすくなったのにも関わらず、仕事に集中できなくては本末転倒です。
様々な意見を取り入れるためにフラットな職場にすることは大切ですが、仲良しこよしの関係性になり、メリハリが無くなってしまわないように注意しましょう。
風通しが良いことが万人受けするわけではない
「自分の意見を発言しやすく、コミュニケーションが取りやすい環境」の度を超え、発言をしなければならないという認識になることには注意が必要です。
どんどん自分の意見を発信し認められたいという人がいる一方、意見を発することが苦手で内気なタイプもいます。
事務所の弁護士の先生や所員が増えれば増えるほど、みんなに共通して気持ちが良い環境というのは作りにくくなります。
風通しが良いことがベストでなく、事務所の所員が働きやすくパフォーマンスが発揮しやすい環境づくりが大事ということは頭に入れておきましょう。
まとめ
法律事務所における風通しの良い職場とは一般的に以下の通りです。
・自分の意見を発信しやすい
・人間関係が良好
・所内の情報に透明性がある
しかし、風通しが良いことが万人受けするとは限らないため、事務所に合った風土を問入れていくことが大切です。
また、風通しが良くなりすぎ、緊張感が損なわれてしまっては本末転倒です。
風通しの良い法律事務所にしたいという方は、本記事を参考に自事務所に取り入れられそう、かつ、メリットが大きそうなものから試してみて下さい。