今日では、「クラウド」という言葉を日ごろより耳にするようになりましたが、「クラウドって何?」「クラウドは事務所の生産性を向上させるっていうけどなぜ?」と聞かれて明確に答えられる人は限られるのではないでしょうか。クラウドの定義はとても曖昧です。
昨今、当たり前のように使われ、耳にするようになった「クラウド」という言葉ですが、実は誰かに聞かれても上手く説明できない…という人が多いですよね。
クラウドとは?
クラウド(クラウド・コンピューティング)とは、インターネットなどのネットワーク経由でユーザにサービスを提供する形態のことです。インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター(サーバー)が提供するサービスを、利用者はネットワーク経由で手元のパソコンやスマートフォンで使います。また、「ユーザーがインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方」でもあります。
クラウドというサービス提供の形態が存在するまでは、ハードウェアを購入して、そのハードウェアにOSやソフトウェアをインストールしたり、そのライセンスを購入してサービスが使えるようにするという一連の流れが一般的でした。しかし、クラウドの出現によりハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールしなくても、サービスが利用できるようになりました。
「ハードウェアを購入して、ソフトウェアをインストールしなくてもインターネットを介して利用できるサービス」が、クラウドサービスと呼ばれているものです。
なぜクラウドと呼ばれているのかは諸説ありますが、インターネット(雲)の向こう側のサービスを利用していることから、クラウド(cloud=雲)と呼ばれるようになったともいわれています。この他にもcrowd(クラウド)と書いて、集約したシステムという意味でクラウドと呼ぶようになったともいわれているようです。
クラウドが登場する前は、前述のように、所内で情報システムを設計して保有し、事務所内の運用管理することが当たり前でした。しかし、こうした従来型の運用方法では、安全にシステムを稼働させる為に必要な初期費用や管理コストやセキュリティリスクなどの負担が多くかかり、法律事務所にとって大きな負担となっていました。
従来型の自社運用システムを「オンプレミス」と呼び、クラウドとは明確に区別されるようになりました。
規模や業種を問わずクラウドの利点を実感する企業や事務所が増える中、法律事務所でもクラウドはもはや避けられない選択肢になりつつあるのです。
最後に
当社開発、法律事務所向けクラウド事件カルテ「cloudbalance」は、cybozu社kintoneを元に開発された法律事務所様向け案件管理システムです。
クラウドバランスは、法律事務所で発生する業務をサポートし、事件やタスクを管理するクラウドサービスです。分散していた情報を一元管理することで、法律事務所内の情報をより適切に効率良く扱うことができ、所内の業務がスピーディーになります。
事務所様ごとに開発をしておりますので、導入や運用などに関しましてお困りのことがございましたら、是非一度ご相談ください。